「ムーンスナイパー」の別名を持つ日本の月探査機「SLIM(スリム)」が月面に着陸しました。ただ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、搭載した太陽電池が発電していない状況だということです。
JAXAはSLIMは想定通り通信しており、今のところSLIMからの信号を受信しているとも説明しました。
JAXAのライブ配信で公開されたテレメトリデータによると、無人機のSLIMは米東部時間19日午前10時20分(日本標準時20日午前0時20分)すぎに着陸を果たしました。
現在、SLIMはバッテリーの限られた電力で稼働しており、電力がもつのは数時間とみられています。JAXAは太陽電池の問題の原因や次のステップを見極めるため、データを解析中。複数のJAXA関係者によると、太陽電池の問題の原因としては、SLIMが想定した方向を向いていない可能性が考えられます。